真言宗・豊山派 十念寺

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概       要

<巖松山無量寿院>

   十念寺(じゅうねんじ)は巖松山無量寿院(がんしょうざんむりょうじゅいん)と号します。古文書類がほとんどありませんので、近世以降の歴史しか明らかではありません。

<現在の住職で22世>

   元和(げんな)7年(1621)に、僧侶の賢覚(けんがく)が開山し、東小岩の善養寺(ぜんようじ)の末寺になり、奈良の長谷寺(はせでら)を総本山としたという文書が、残っている一番古い記録です。
   それ以来、とだえることなくこの地にあり、現在の住職で22世になります。現在の本堂は、平成3年(1991)に建てられたものです。
   本尊の木造阿弥陀如来像(あみだにょらいぞう)は、弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)の作と伝えられています。

<事業内容>

◎檀信徒の教化、ご供養 ・・・ 檀信徒の教化につとめるとともに、墓地・納骨堂があります。
◎小岩みどり保育園 ・・・ 「小岩みどり保育園」を経営し、仏教保育を行っています。
 

文  化  財

十念寺の境内には、江戸川区の文化財に指定されている以下のものがあります。

1法印範盛筆子塚(ほういんはんせいふでこづか)

法印範盛筆子塚   境内の奥、墓地入り口付近に、十念寺第13世の 範盛という住職の墓があります。これは、文久( ぶんきゅう)2年(1862)に亡くなった範盛の徳を 偲んで、同4年に筆子(寺子屋での教え子)たち が、建立したものです。
   銘文には、近郷の上小岩村・小岩田村・伊与田 村・御番所町・中小岩村などの人々の名前が刻ま れています。範盛が地域の子供の教育にいかに力を注いだかがうかがわれます。

2中小岩の庚申塔河原道石造道標 (こうしんとうかわらみちせきぞうどうひょう)

   文化10年(1813)9月に作られた道しるべで、現在は十念寺大師堂内に安置されています。「右両国へ三里、左市川へ三丁、左松戸へ一里、右河原へ一里」と刻まれています。

3中小岩の庚申塔市川道石造道標 (こうしんとういちかわどうせきぞうどうひょう)

   大師堂内に安置され、青面金剛像(しょうめんこんごう)の右側面に「左りいちかわみち」と刻まれています。

4板碑(いたひ)

   元応(げんおう)元年(1319)の銘があり、旧本堂の縁の下から発見されました。鎌倉時代の仏教信仰を知る貴重な史料です。開山以前の年代に、このような文化財があったことから、かなり古い時代からこの地に宗教施設があったと考えられます。

 

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